消臭の基本は徹底した洗浄と除菌

消臭と脱臭の違いとは

消臭と脱臭の違いなんだかわかりますか?
実は私たちが行っているのは脱臭です。

消臭とは出てくるにおいをそのたびに消していくこと、脱臭とはにおいの根本から取り除くこと。

わかりやすく例えますと使用済みの赤ちゃんのおむつがあったとします。
部屋に置いておけば当然そこからにおいが沸き上がってきます、そしてあなたはファブリーズをスプレーしました。

この作業が消臭です。

ではそのおむつを密閉した袋に入れて部屋の外に出しました。

この作業が脱臭です。

つまり消臭するには徹底した洗浄(におい源を取り除く)が大事ですよというのはこのことなのです。

私たちの作業は発生源を取り除く→浮遊してるにおいを消す、これを繰り返し行っていますので消臭が目的であればすべてがセットでないといけないと言うことです。

消臭には除菌が不可欠である理由

消臭の基本は除菌である
清潔な状態にリセットしてからいよいよ消臭作業に入りますがにおいの発生源である菌も殺さなければいけません。

洗浄の段階でも塩素系洗剤などで除菌はしてありますが、浮遊している菌に対してはアタックしていません。

においは細菌が分解するときに発せられますので洗浄で取りきれなかった菌も取り除く必要があります。

不衛生な状態だった場所と空間に対してしっかり菌を殺す処理を施します。
これは塗布であったり噴霧であったり様々ですが各種の菌に対応する除菌剤を適時使用します。

どのような菌が除菌できるのか?

1.芽胞細菌(破傷風、ボツリヌス、炭疽)
2.結核菌(インフルエンザ、SARS)
3.糸状真菌(白癬菌、カビ類)
4.食中毒菌(O-157、ブドウ球菌)
5.酵母様真菌(一般細菌)


その後はさらに高濃度オゾンを燻蒸し仕上げるのですがオゾンとはなんなのかをご説明いたします。

オゾンを使った除菌と脱臭

高濃度オゾンで完璧な除菌消臭
コロナ渦以降注目を浴びその存在を知ることとなった方も多いと思いますが特殊清掃はもちろんのこと除菌消臭の世界では以前から使用しているスタンダードな製品です。

今では家庭用の安価な物もあるようですが除菌はもちろん消臭目的で使うにはちょっと物足りないスペックの物が出回っているようです。

オゾンとは何か?除菌消臭のメカニズム
オゾンとは大気中にもある物質で化学式はO3(オースリー)です、酸素の化学式O2(オーツー)に対してOがひとつ多いのです。

オゾンが菌や臭い成分と出会うとひとつ多いOを分離させ菌と融合し破壊させ酸素に戻るという役割を担っています。

菌や臭いが破壊された後に残るのは酸素。
つまりオゾンは菌やウイルス、臭いの分子などと反応すると酸素に戻るということです、ですから濃度が弱いオゾンだと出たそばから酸素に戻ってしまうため効果がないという理論です。

ですから家庭用で市販されてるオゾン発生器はきわめて小さなエリアなら有効かもしれませんが私たちが扱うには到底物足りません。
私たちが使用しているオゾン発生器はオゾンショックトリートメント法が使える世界最高峰のマシンです。

オゾンショックトリートメントとは以下の定義があります。

1.オゾンの濃度が1時間あたり7500mg以上であること。
2.オゾンを室内に循環させる風量が1時間あたり260立法メートル以上であること。
3.高温多湿でもオゾン生成量が低下しないこと。
4.時間の経過によってもオゾン生成量が低下しないこと。


これらの基準を満たすマシンはそう多くありません。弊社では多様なニーズに対応するためこのオゾン発生器を複数台所有し完全な消臭(脱臭)を行います。

再発防止や防汚処理

においは人の生活があれば必ず出るものです。
一度消臭すれば全くでないというものではありませんしコロナ渦で細菌やウイルスも気になるという方も増えました。

ですから気になる方には除菌消臭後に酸化チタンコーティングや防汚処理を施すことを提案しています。

酸化チタンコーティングとは光触媒コーティングとも言います。

光触媒の大きな働きは、分解と超親水性の2つです。
二酸化チタンが光と反応することで活性酸素を作って有害物を分解します、そして酸化チタンに光と水が当たることで表面が親水基で覆われるため、表面についた汚れを浮かせる効果があります。
それが水に当たることで洗い流され、自動的にキレイにする効果があるのです。

光触媒の分解と超親水性という2つの働きにより、抗菌や抗ウイルスや防汚になるというものです。

光触媒は基本的には太陽光が必要で日当たりの悪い部屋では使えなかったのですが今では蛍光灯の光でも効果を発揮する光触媒も発売されています。

PAGE TOP