その消臭知識間違ってます!消臭の正しい考え方
2023/04/13
根本的に消臭の考え方が間違っていれば絶対に臭いは消えません
このホームページでもお知らせしてますように臭いには(臭い、匂い、ニオイ、におい、どれも同じですが当サイトでは臭いもしくはにおいと表記します)必ず発生源があります、この発生源の除去が消臭の要です、世間に売っている消臭商品は臭い発生源があることが前提で作られています、ですからどんなに高性能な消臭薬剤でもしばらくすると臭いが戻ってくるのは当然のことなのです。☆消臭作業の手順
私たちの元にも消臭剤の売り込み営業がよく来ますがどんなに効果的なものであってもにおい発生源がある限り絶対ににおいは消えません、この原理原則を理解していないと消臭は成功しません。

においの元は菌である、除菌と清掃が消臭の第一歩
このサイト内でも再三書いてますが除菌無くして消臭はあり得ません、市販の消臭スプレーには必ずアルコール系もしくは次亜塩素酸Naなど除菌効果があるものが必ず含まれてるのはそのためです、ですが根本的な除去もしくは無力化には及ばないので使い続ける必要があるということです。私たちが清掃に着手する場合は必ず清掃除菌から入ります、私たちが手掛ける中で一番多い特殊清掃を例にとってその具体例を見ていきましょう。
まず特殊清掃とは人が亡くなり日数が経過してしまった部屋の清掃です、床などにご遺体から漏れ出た体液が流れにおいと汚れがあるとお考え下さい。

フェルミ研究所の漫画を使用しました。
イラストのように人型になってるのが遺体痕です、写真やイラストではわかりませんがにおいも部屋中に充満しています、このにおいを取るためには何をすべきでしょうか?
簡単です(実践は簡単ではない)汚れているベッドを取り除くこれがにおいの発生源の除去です、ではベッドではなくフローリングならどうでしょうか?これもベッドを除去すると同じくフローリングを除去です、では更にフローリングの下の除去できない建材まで染みついていればどうでしょうか?除去できないので汚れを洗い流すしかありません。
このように徹底して臭い発生源を取り除くのが消臭の基本です。☆孤独死が起きた部屋の原状回復の正しい手順
そもそも臭いは化学物質は別として菌由来です細菌が分解するときににおいが発生するのですから徹底した除菌が必要ということです。
賃貸住宅での消臭失敗事例
臭いトラブルが一番多いのは賃貸住宅です、ペットをはじめタバコや原因不明のにおいなどコロナ渦以降賃貸住宅を決める際にリモートで行うことが増え住んでみてから臭いに気づくというパターンがひじょうに増えています、契約して入居した後はいくら文句を言おうが対応できないことが多いのでもし賃貸住宅を探してる場合は必ず現地で部屋を見てもし何らかの臭いを感じたら必ず原因を聞く、それで不明だとか対処できないということであればどんなに部屋が気に入ってもスルー推奨です。
賃貸で多い臭いトラブルはタバコ>ペット臭>孤独死臭が多く近年多いのがいわゆる香害と言われる柔軟剤の残存集や排水管からのにおいです、孤独死臭以外は以前であれば生活臭と言われそう問題にならなかったのですが最近はそうもいきません、タバコを吸う人ペットを飼ってる人であっても前住人の残り香があるというだけで入居申込すら入らないという状況です。
そのあたりの今の認識に大家さんや管理会社がついてこれていない節があり適当な処理をして後々トラブルになる例が増えています、以前であればリフォームして内装を新たにすればにおいは消える、適当に消臭剤を撒いておけばにおいは消えると考えてしまい失敗する例はレアケースではなくかなり多いという現実。
一番最低な失敗は孤独死や前住人がゴミ屋敷であったにもかかわらず大家さんが特殊清掃費用をケチって適当な処理をしてしまうことです、特に冬場に起きた孤独死は体感的ににおいをあまり感じないことから適当な処理をしてしまいがちですが臭い発生源がある限り早ければ春先遅くとも梅雨の頃になると残ってた臭い粒子が暴れだします。
☆特殊清掃費用をケチって失敗した大家さん
一時期どこが出元かわかりませんが孤独死などがあったとしても告知さえすれば特殊清掃などの消臭は不要という噂が出回りまったく何も手をつけず貸し出された物件を何件か扱ったこともありますが賃貸経営は人に住まいという商品を提供するのですから不完全であってはいけません。
消臭は時間とお金はかかるが資産価値の維持になる
このように消臭は完全にやろうとすれば時間もお金もかかります、ですが今や臭い問題は人が快適に暮らせるかどうかのファクターになるぐらいの繊細な問題です、特に物件運営をするオーナーさんや管理会社はそのあたりの認識をきちんと持つべきでけっして消臭剤程度で消えるというものではありません。
逆にそのあたりの対策をしっかり行っていれば資産価値の低下防止になるということです、個人宅でも同じでたとえヘビースモーカーがいたりペットを飼っていても定期的にメンテナンスしていればきれいな状態を維持できるのです、私の知り合いのお宅は長毛犬を2頭飼ってますが壁紙は3年ごと貼り替え床はメンテナンス性のいいフロアタイルを使いこれも2年に一回一度剥がして下地まで洗浄してまた貼るということをしています。
賃貸でも自己所有でも以前のように目に見えない臭い問題は後回しにされていましたが今の時代は真っ先に考え対応するものとなりました、臭い問題で課題がある方やお悩みの方はぜひご相談ください。